ダイアモンド プリンセス号の悲劇? 4
クルーズ船の悲劇の始まりは、一人のコロナ菌保菌者の乗船から始まりました。
クルーズ船の行動を見てみます
1月20日 出港 先の保菌者はこの前日に咳込みの症状が
1月25日 香港で下船後、体調悪化により精密検査を受けます
2月1日 新型コロナウイルス菌に侵されていることが判明
途中の寄港地沖縄で、下船された方から、コロナ菌保菌者の出たことを
発表
鹿児島に寄港後
2月3日 帰港地の横浜で、横浜の検疫検査人が乗船
1月20日~2月3日の検疫検査人が乗船するまでの13日間、クルーズ船では何の対策を取る事もなく、パーティ状態を過ごされました。
クルーズ船の乗船人数は、乗員、乗客合わせて約3700名。
乗客2600名 乗員1100名 大まかな数字です。
横浜の検疫検査人が乗船後直ぐに隔離政策がとられました。
この時点で、クルーズ船に乗り合わせた3700名全員が、コロナ菌に汚染されたと見るべきです。
本来ならば、船員、乗客全てを隔離対象とするべきですが、その場合、数百名の人員が執拗となります。
その場合クルーズ船にはそんなスペースはありません。
船員にはお気の毒ですが、隔離された乗客のお世話をお願いするしかありません。
途中、どちらかの大学教授が船内を視察され、防疫体制のずさんさを自身のブログで発表されました。
人の仕事を非難される事は自由ですが、もう少し全体像を見てから、ブログ発信して欲しかったです。
このコロナ菌は、感染力が非常に強く、保菌者をタクシーで運んだだけで感染さた方がいます。
この様な情報は、感染初期状態から知らせれていました。
タクシーの事ですから、1時間以上の運搬は無いと思います。
クルーズ船内では、一日三回、朝、昼、晩とバイキング形式の食事を取っています。この場合最、感染リスクは高いです。
クルーズ船内は、乗船客を飽きさせない為の色んな模様し物が用意されています。
劇場から、プール、ダンス場、その他各種模様し物がふんだんに用意されています。大人の遊園地ですね。
こんな遊園地みたいな物を、狭い空間で共有しています。
コロナ菌保菌者を数時間バスで運んだ、添乗員さんも羅漢されてます。
クルーズ船は大きいとは言え、区切れば狭い空間です。
そんな中で約2週間もはしゃぎ回ってたんですから、クルーズ船乗員の全てが、コロナ菌に感染されていると見るのが正解だと思います。
外部から、長引くクルーズ船内の隔離政策で、余計にコロナ菌に侵されている人が出ている。の意見が出ています。
皆さん好き勝手を言っていますが、ほんの数分接触しただけで、コロナ菌を移される人がいるのに、2週間も一緒に飲食を共にし、少し乱暴な言い方ですが、騒ぎまくってたんですよ。
これでコロナ菌に侵されなかった人は、幸運と、免疫力が強く健康な人たちでしょう。
普通の健康な人も羅漢されています。
先の大学教授で、今回の防疫体制を大変に非難されていましたが
狭い日本で、一度に3700名もの隔離患者を収容できる施設なんて在りません。
ましてや、いきなり3700名もの大人数をお世話する人員の確保は出来ません。
私見ですが、危険を伴う病原菌に侵されたかも知れない大人数な患者を、完璧に相手出来るのは、訓練された軍隊組織ぐらいしかありません。
いくら治療に熟知した病院スタッフでも、自身も感染しないで完璧な治療を熟す事は不可能です。
特に今回のように、限られた空間の中で、羅漢率100%の恐れのある患者を相手に、船内で100%安全な空間を作るなんて不可能です。
このコロナ菌、羅漢しているのを確認するのに早くても8時間近くかかります。ましてや、症状が無くても保菌者の方も居られ、感染していても検査に出にくく、最悪2週間近くかかる場合もあります。
船内は、隔離患者で一杯ですが、これらのお世話をするのも、限りなく感染の疑いのある乗組員です。
こんなに制約のある状態で、皆さんよくこのコロナ菌と戦われたと思っています。
乗組員の皆さん、自身も怖くて辛いのに、よく戦われたと思います。
ご苦労様でしたと言いたいです。
外部メディアで、船内感染が起きていると言っていますが、そんなの当り前です。
市内では、ほんの数時間同じ空間を過ごしただけで感染した方が、大勢居られるのに、2週間近くも同じ空間を共有し、場合によっては、飲めや歌えやの大騒ぎをしていた人達も居られるでしょう。
こんな大人数のグループで、毎日患者が出て来ます。
皆同じ症状ではありません。
感染していても症状の表れない人。
検査をしても異常がなく、後日症状の表れる人。
乗組員で、感染しているかもしれない人が、食事の用意をし、配膳をしています。
100%を期待するのでしたら、この1000人前後の乗組員も隔離し、新たに、3700人をお世話する人員の確保が求められます。
この場合、医療スタッフも増員しなければなりません。
今の日本では不可能です。
中国武漢からの帰国者を隔離するのに、民間のホテルを借り入れました、
その数、100名ぐらい。
総勢500名ぐらいを色んな施設に振り分け隔離しました。
クルーズ船の場合、その8倍弱の大人数になります。
私は、今回の日本政府の対応は、完璧ではありませんが、よくやったものと喝さいを送りたいです。
外部から、理想論的なことをつぶやく方が居られましたが、そんなの理想論です。
基本、日本国内には数千人規模の隔離施設は在りませんから。
大部屋の隔離施設ならば作れるでしょうが、それでしたら、クルーズ船内の隔離施設のほうがましです。
クルーズ船から全員下船されたみたいで 3月11日現在
関係者の皆さん、お疲れ様でした。