元号の保秘「もう少し大人の対応を」野田前首相
3/28(木) 18:45配信 朝日新聞デジタル
■野田佳彦前首相(発言録)
(4月1日の新元号案への意見聴取で政府が保秘のため正副議長に携帯電話を預けるよう要請していたことについて)極めてナーバスになっているんだなっていうことは、よく分かるし、保秘はもちろん必要だと思うが、議長とか副議長から(携帯電話を)取り上げちゃうってのは「俺のこと信用してねえのかよ」っていう気持ちになる。もう少し大人の対応っていうのがあっても良いんじゃないかなと思う。(28日、記者会見で). 朝日新聞社
元首相の発言とは思えない内容です。
絶対の秘密保持って難しいんですよ。私企業でしたらもっと厳しいですよ。
機密保持の部署では携帯の持ち込みは勿論、メモリカードの検査も徹底しています。
この時、役員だから検査はゆるくて良い。なんてありえないです。
私の娘は余り機密性の無い部署ですが、就業中携帯は持ち込み禁止だといっています。
ずっと前に成りますが、まだ米ソ冷戦の厳しい時、ペンタゴンのコンピューターに何重もの防護策を取り、これでは侵入は絶対無理としていましたが、冷戦終了後しっかりその時の情報は、ソビエト側に漏れていた事を確認したそうです。
どうやってその情報を引き出されたのかは、全く解らないままですが。
秘密保持の対策では取れるべき対策は全て行うのが当たり前で、携帯の使用禁止は当然、今回のかん口令は僅か2~3時間の事で、その間の身体保持の協力は仕方ない事です。
日本では、秘密保持に対する考えが甘すぎる様に思います。
少し前の事です。
サイバーセキュリティーも所管する桜田オリンピック・パラリンピック担当相の発言、私はコンピューター触った事は有りません 発言がありマスコミから随分騒がれた事が在りました。
サイバーセキュリティーの最高責任者だからといって、コンピューターに精通している必要は全く有りません。むしろ人事に目を光らせ、大臣室にコンピューターの無い事が最も重要ななセキュリティー対策になるかも知れません。
情報を取ろうと画策する処は、真っ先に大臣所有のコンピューターから情報を取りたがるでしょうから、セキュリティーの観点からは大臣室にコンピューターの無い事が一番です。
大臣はマスコミから随分叩かれましたが、騒いでいる本人自体セキュリティーに関しては全くの素人でしょう。自身のコンピューターには単にセキリュティーソフトを入れているだけで、その仕組みなんて誰も解ってないでしょう。
単なるセキュリティーソフトなんて、サイバー攻撃を画策するグループからすれば裸同然です。
それぐらい秘密保持は難しい事です。
冒頭の、野田元首相の発言は全く素人てき発言過ぎます。
仮にも一時は、日本国の最高責任者として勤め、彼の一言で株価を大きく左右する事だってありえます。
一時は日本の最高権力者を体験された方ですから、セキュリティーの大切さをもっと国民に知らしめる良い機会と捉えての対応をして欲しいです。