中村 哲医師に見る・テロと平和

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中村 哲医師に見る・テロと平和


アフガニスタンで庶民の生活安定と平和に尽力していた中村哲医師が凶弾に倒れました。
彼は医療活動の傍ら、飲料用の井戸およそ1600本と、かんがい用の井戸13本を掘りました。

用水路の建設も始め、「マルワリード用水路」は、2010年に25キロが開通してその後2キロ延長され、およそ3000ヘクタールの土地をうるおしています。
この用水路が通ったスランプール平野では、工事前の2003年には、農業用地が砂漠のようでしたが、今では、木々が生い茂る緑豊かな土地に生まれ変わりました。

中村さんの活動によって、これまでに、福岡市の面積のほぼ半分に相当するおよそ1万6500ヘクタールでかんがいが行われ、65万人の生活が維持されているそうです。

中村医師の思いには、一人の医療患者を診るよりは、一本の用水路を作れば、多くの土地が潤い、より多くの民の生活の糧となり、人々の生活の安定に役立ちます。

現在アフガニスタンはテロの巣屈?みたいで、色んな勢力が蔓延っています。
有名なところではタリバンの勢力が名をはせています。
10年ぐらい前の地元民のインタビュウ
他の部族勢力に捕まると、助かる術は有りますが、タリバンだと助かる見込みは無く、何が何でもタリバンと見れば逃げます。逃げ切れなければ諦めます。でした。

そんな土地では、タリバン的武装勢力にとっては、国民の経済的安定は敵です。
国が安定し、国民の暮らしが豊かになると、国力が倍増し、反政府組織の活動が出来なくなります。国軍による反政府組織の撲滅行動が盛んになります。

ですからテロ組織から見れば、どんなに中村医師が素晴らしい運動を成されている人でも、テロ組織からすれば、自分達の活動を脅かす存在にしかなりません。


紛争地でどんなに地元民の為に働き、地元民に感謝され、人望を集めてもテロの立場の人から見れば、自分達の生命を脅かす恐れのある人にしか写りません。

テロの活動家は、豊かで平和な国では単なる反逆者でしかなく、単なる犯罪者で、国を挙げての取り締まり対象者です。これらの人に加担すれば、同業者とみなされ、重い刑罰に晒されます。

中村医師は、日本に帰国された時は、肉親に自分は死んだ人間だと思って下さい。と伝えていたそうです。

中村医師個人は、常に自分はテロの標的対象者である。と自覚は出来ていて、その覚悟もなされていたみたいです。人間とすれば素晴らしい方です。私などにはとても真似は出来ません。

中村哲氏は、ペシャワール会と云う組織を作り、色んな用水の作り方や、用水堤みなどの作り方や維持管理のし方を、日本の昔の人が行っていた事を参考に、機械を使わなくても、地元民の力だけで出来る様に、技術と知識を教え込んでいました。

あくまでも、地元民の、自主独立を考えていたんでしょうね。
自分が行った事の、後の事まで考えていました。

このやり方。
他所での日本人が行うボランティア活動に通じるものがあります。
井戸掘りなんかでは、地元民がそろえられる器具で、その使い方を教え、技術を残し、自分達で維持管理出来る様にしています。

ある水の浄化システムでは、高い水道料に苦しんでいる人に、水の浄化を教え、その村に農協的組織を作らせ、安価で水を使用出来るシステムを作り、自分達の生活出来る収入源まで作り上げて、以後地元民の自主運営とさせています。

ボランティアであるシステムを作り、収入源を与え、恒久的な自主運営にまで育てます。その後の自分のマージンなんかは何も考えていません。

この感覚日本人特有な考えなのかも知れません。
外国の方にもこの様な組織作り成される方は居られるでしょうが、
日本人の多く定住された土地では、治安が維持される確立が高いそうです。

これは、農耕民族特有の特徴なのかも知れません。

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投稿者: resuto134

ごく普通の66歳既婚男性 気になったニュースを自分なりの解釈で、中立を心がけています

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